小学生の息子・娘に自由研究を通じて、命の大切さを教えたい
自由研究のテーマをカナヘビにしたい。用意するべきものは?
本記事では、こんな疑問にお答えします。
本ブログでは、カナヘビを終生飼育するためのノウハウをお届けしています。
しかし、「小学生の夏休みの自由研究テーマにカナヘビをとりあげるため、一夏だけ飼育・観察したい」
という方はいらっしゃいませんか?
カナヘビ飼育では、
- 捕まえた虫を与える
- 脱皮(古い皮を脱ぐ)
- 交尾
- 卵の成長
- 赤ちゃんカナヘビの孵化
など、ひと夏でもさまざまなワクワクを観察することができます。
小学生の自由研究にはもってこいのテーマと言えるでしょう。
また、一夏のカナヘビ飼育は、終生飼育と比べれば、飼育にかかる費用もそこまでかかりません。
本記事では、自由研究のテーマにカナヘビをとりあげる上で、
一夏のみのカナヘビ飼育を前提とした飼育方法や魅力をまとめています。
本記事を読めば、
自由研究のテーマにカナヘビ飼育にしたくなること間違いなしです。
カナパパってこんな人
それでは、本題に入っていきましょう!
※必読※ 一夏のみのカナヘビ飼育
本記事で紹介する飼育方法は、カナヘビを一夏のみの飼育する方法です。
秋には、元気な状態でカナヘビを野に放つことを前提とした飼育方法となります。
- 秋以降も飼育し続けたい
- 終生飼育したい
という場合には、本記事の飼育方法だけでは圧倒的に情報が足りません。
など、カナヘビを長期飼育する上で必要な情報も取り入れていきましょう。
カナヘビ飼育って、すごく大変なんです…
一夏飼育してみて、「ずっとカナヘビを飼育したい」という方は、本ブログの別記事も参考にしてみてくださいね。
一夏のカナヘビ飼育に必要な道具
それでは、一夏のカナヘビ飼育に必要な道具を紹介します。
虫かご
カナヘビが自由に動き回れるサイズの虫かごを用意してください。
幅30センチ以上、高さ20センチ以上のものがオススメです。
材質は、安価なプラスチック製で問題ありません。
ペットセンターなどで1000円程度で購入できます!!
隠れ家
捕獲したてのカナヘビは、人になれておらず、特に繊細です。
カナヘビのストレスがたまらないよう、隠れ家を用意しましょう。
落ち葉や、大きめの石を組み合わせてシェルターを作ってあげれば解決です。
安価でもおしゃれなレイアウトを楽しみたい方向けに、別記事でレイアウト集をまとめています。
床材
床材とは、虫かごの底に敷く土や砂、砂利などのことです。
プラスチックケースの場合、カナヘビは滑ってうまく歩けません。
短時間の観察であれば、カナヘビを捕まえた場所の土を、そのまま敷いて問題ありません。
しかし、雑菌などが多く、カビや悪臭などの原因になったりもします。
清潔な環境で飼育したい方は、爬虫類用の床材などを購入することをオススメします。
エサとなる昆虫
カナヘビは、丸呑みできるサイズの小さな昆虫を主食としています。
慣れさせることで人工餌も食べますが、今回のテーマは『小学生の自由研究のためにカナヘビをひと夏飼育する』です。
できれば、子どもの手で捕獲した昆虫を与えて、カナヘビの好みを比較してみましょう!
紫外線ライト
紫外線ライトは、カナヘビの健康維持や病気予防に必須な道具です。
一夏のみの飼育であったとしても、
秋に元気な状態で逃すために、
是非設置してあげてほしいのが本音・・・。
しかし、紫外線ライトは、カナヘビ飼育用品の中でも高価な道具。
ひと夏の飼育に、数千円の紫外線ライトは高すぎる、という気持ちもわかります。
ひと夏の飼育を前提とするのであれば、庭で日向ぼっこさせることで乗り切れなくもないです。
しかし、ここで注意です。
真夏の炎天下の日中に、通気性の悪いプラスチックケースを庭に放置することは絶対にしないでください。
真夏に通気性の悪いプラスチックを日向に放置すれば、短時間であってもすぐに熱気がこもって、カナヘビは熱射病で死んでしまいます。
日向ぼっこをさせるとすれば、朝か夕方の短時間、必ずカナヘビに異変が起きないか見張り続けてください。
著者は上記のようなことができないため、紫外線ライトの設置を推奨しています。
長期飼育であればマイクロUV LEDがコスパも良くコンパクトでオススメです。
短期間の飼育前提であれば、もう少し安価な商品も販売されています。
別記事で紫外線ライトの比較記事もまとめていますので、あわせてご覧ください。
自由研究で必ず観察したいカナヘビの行動
ここからは、カナへビの行動の中から、自由研究で取り上げてほしい行動を紹介します。
カナヘビを飼育していると、様々な愛らしい表情や、童心をくすぐるような少し驚きの行動まで見せてくれます。
一日中、虫かごを眺めていられます!!
ただし、上記の行動を一夏だけで観察をしきることは難しいです。
特に、孵化までを観察したい場合、どんなに順調にいっても飼育期間は2ヶ月程度必要になります。
また、赤ちゃんカナヘビを孵化させるには、卵の管理方法などの専門知識も必要です。
夏休み前からカナヘビを飼いはじめるため、早速カナヘビの捕獲に繰り出しましょう!
研究テーマ① 給餌(えさやり)
ペットのエサやりって興奮しますよね至高!!
一番楽しい、至高瞬間です。
給餌の頻度は、大人カナヘビであれば2〜3日に1度で問題ありません。
捕まえてきた虫の中から、どの虫が好みか、飼育の中で研究してみると楽しそうですね。
なお、捕まえた虫を食べない場合、カナヘビでも食べられるサイズの小クモを与えてみてください。
カナヘビはクモが大好物♪今までクモを食べなかったカナヘビを見たことが無いほどです。
研究テーマ② 脱皮
カナヘビを一夏飼育していれば、1度は脱皮を観察することができるでしょう。
皮のむけ方もカナヘビごとに異なるため、是非観察をしてみてください!
研究テーマ③ 交尾
ここから少しだけ事前知識が必要です。
大人のオスとメスをつがいで飼育していると、交尾をすることがあります。
交尾している時間は5分~30分ほどなので、まめに観察していないと見逃してしまいます。
また、カナヘビが交尾するための条件もあります。
カナヘビが交尾する条件って?
具体的には、下記のような条件ですよ!
- 飼育しているカナヘビが複数
- オス同士、メス同士ではない
- オス、メスともに大人
- 相性が悪くない
上記の条件が揃っていないと、交尾を観察することができません。
まずは、大人のオス・メスをつがいで飼育することから始めましょう!
オスメスの見分け方は、尻尾の付け根を見ればわかります。
尻尾の付け根が膨らんでいる場合はオスです。
スラッとしている場合はメスです。
詳細は、別記事でもまとめていますよ。
研究テーマ④ 卵の観察
メスカナヘビを飼育している場合、下記のケースで産卵します。
・つがいで飼育しているオスと交尾して2-3週間ほど経過
・交尾はしていないが、無精卵という赤ちゃんが生まれない卵を産卵する
・捕獲したタイミングで既にお腹に卵を持っている
飼っているカナヘビがはじめて卵を産んだ時の嬉しさは、いまだに忘れられません。
是非、自由研究の中で、あのワクワク感を体験してほしいです。
なお、卵はしっかり知識を持って管理しないと、赤ちゃんカナヘビは孵化しません。
具体的に、どんな知識が必要なの?
例えば
- 産卵した卵を放置しない
- 上と下をひっくり返さない
- 無精卵の場合、いくら待っても孵化しない
- 湿度管理が重要
などですね!
別記事で詳しくまとめていますので、
あわせてご覧ください。
研究テーマ⑤ 孵化
最後の難関は、赤ちゃんカナヘビの孵化です。
産卵から30-40日で孵化します。
孵化直前の予兆として
- 卵の表面に水滴がつく
- 急に卵がしぼむ
などがあげられます。
詳細は別記事でまとめています。
もし、はじめてのカナヘビ飼育で孵化まで成功した場合、
カナヘビ飼育の才能がありますよ!
是非、秋以降もカナヘビを飼育し続け、
カナヘビに愛を注ぎ続けて欲しいです。
ちなみに、私はひと夏でカナヘビを孵化させることはできませんでした。
まとめ 『小学生の自由研究』と合わせてカナヘビと共にひと夏の思い出を
本記事では、一夏のカナヘビ飼育を前提に、用意するべきものや、着目したいカナヘビの行動を紹介しました。
- 用意するもの:ひと夏の飼育だけであれば、虫かご・隠れ家・床材・エサとなる昆虫でOK。できれば紫外線ライトは設置したいが、難しい場合は、短時間の日光浴で紫外線を浴びさせよう!ただし、放置は厳禁!!
- 観察してほしい行動:餌やり・脱皮・交尾・卵の成長・孵化など、一夏の飼育でも多くのイベントを観察できる
- 全てをひと夏だけで観察しきるのは難しい。赤ちゃんカナヘビの孵化まで観察したい場合は、夏休み前からオス・メスつがいで飼育し始めよう!
本ブログでは、カナヘビを飼い続けることで得た気づきやノウハウを、実体験に基づきまとめています。
夏休みの自由研究をきっかけに、カナヘビの終生飼育に興味を持った方は、本ブログの別記事もご覧になってくださいね!!
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もっとカナヘビを知りたくなる。