- カナヘビの赤ちゃんを育てるために、オス・メスをペアで飼育したい
- カナヘビのオスとメスって、どうやって見分けるの?
本記事では、このような疑問にお答えします。
ベビーから育てたカナヘビのほうが人に慣れやすいと聞いて、「オス・メスのペアを飼育したい」と思っている方はいませんか?その際に必ず出てくる疑問は「カナヘビのオス・メスの見分け方」です。
- カナヘビのオス・メスの見分け方が分からない
- 初心者でも簡単に見分けられる方法を知りたい
本記事を最後まで読めば、初心者でも簡単に、カナヘビのオス・メスの見分けることができます。
カナヘビをペアで飼育することは、念願のカナヘビベビー飼育のはじめの1歩」ですよ。
カナパパってこんな人
それでは、早速本題に入っていきましょう。
カナヘビのオス・メスの見分け方
カナヘビのオスメスの見分け方については、様々な情報がありますが、初心者の方でも簡単に見分けることができる方法は2つです。
- 尻尾の付け根が膨らんでいればオス
- お腹に噛みついた痕があればメス
1つずつ、説明していきましょう。
尻尾の付け根が膨らんでいればオス
カナヘビのオスメスを見分ける際に一番わかりやすい方法は、尻尾の付け根(尻尾と後ろ足の間)を見ることです。尻尾が先端に向けてスラっとしている個体はメスです。
オスは、尻尾の付け根がポコッと左右に膨らんでいます。
膨らみの理由は、ヘミペニスと呼ばれる生殖器を、尻尾の付け根に格納しているためです。ヘミペニスは、交尾の際に露出されるほか、時折、数秒間だけ露出しているシーンを観察できます。
お腹に噛みついた痕があればメス
お腹に噛みつかれた痕が観察できる場合、すでに交尾経験のあるメスということがわかります。交尾の際に、オスがメスのお腹に噛みつき、体を固定してから交尾に入るためです。
交尾の際に噛みつかれた痕が消えず、お腹に残るわけですね。
ちなみに、噛みつかれた痕の残り方は、噛みつかた強さや脱皮の回数によっても変わります。交尾経験のあるメスすべてに、噛みつかれた痕があるわけではありません。
生後3カ月未満の個体は性別の見極めが難しい
上記で説明した「尻尾の付け根のふくらみ」は、生後間もないオスでは見分けがつけられないことが多いです。
個体差によりますが、生後3カ月くらいから見分けが付けやすくなります。残念ながら、ベビーやヤング個体の性別を確実に見分ける方法はありません。
生後3カ月になるまで、しっかり育成してから、改めて観察してみましょう。
お腹が黄色いからと言ってメスとは限らない
よく、「お腹が黄色いからメス」って聞くけど、ホント?
勘違いしてはいけません!!お腹の色は単なる個性です!
メスでもお腹が白い個体もいれば、オスでもお腹が黄色い個体もいます。
実際に、上の写真で紹介したメスのお腹は白いです。
お腹が黄色いからと言ってメスと決めつけず、尻尾の付け根のふくらみを確認するようにしましょう。
カナヘビをペアで飼育しても交尾しない場合
生後1年にもなると、オス・メスともに発情期をむかえます。オスがメスを追い回し、お腹に噛みつき、やがて交尾を始めます。しかし、カナヘビをペアで飼育していても、交尾しないことがあるのです。
- オスメスのどちらかが発情期を迎えていない
- 交尾を求められたメスが怯えてしまっている
1つずつ、説明していきますね。
オスメスのどちらかが発情期を迎えていない
オス・メスのいずれかが、発情期にいたっていない場合、ペアで飼育していても交尾しないことがあります。
野生のカナヘビを捕まえて飼育している場合、孵化からどの程度経過しているか、体の大きさだけで推察することが難しいんです。
例を挙げると、我が家で飼育しているカナヘビでも、過去に6ヵ月ほど一切交尾をせず、産卵もしない時期がありました。オス側が十分に発育しておらず、交尾に至らなかったことが原因だったようです。
詳細は別記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。
交尾を求められたメスが怯えてしまっている
交尾を求められオスにお腹をかまれたメスは、何事もなければ受け入れ、そのまま交尾に入ります。
しかし、オスの交尾アピールをメスが猛烈に拒否して、オスに噛みつき返し、交尾が不成立に終わることがあります。
決して珍しいことはなく、頻繁にありますよ。
交尾不成立が短期間で連続すると、メスは交尾に怯えてしまい、交尾を求められた際にパニックを起こしてしまうことがあります。
このような場合には、メスの怯えを解消するために、1週間ほど別環境で飼育してみてください、
まとめ
本記事のまとめです。
- 尻尾の付け根が膨らんでいればオス、先端までスラっと伸びていればメス
- ・ある程度成熟している個体でないと見極めが難しい
・生後3カ月くらいから見分けることできる - お腹が黄色いからといってメスとは限らない
- ・お腹が黄色いオス、お腹が白いメスもいる
- カナヘビをペアで飼育しても交尾しない場合もある
- ・交尾の際にケンカしてしまっている場合は、しばらく別居させるなどの対策を取ろう
赤ちゃんカナヘビから育てた個体は、野生の個体に比べて圧倒的に人に慣れやすいですよ。是非、オスとメスをペアで飼育し、人慣れした赤ちゃんカナヘビを育てていきましょう。
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